と、いう内容でご入庫した日産ウィングロードです。

内容から察するに、オーバーヒートした感じですかね！

メーターの黄色い丸の中に緑色のランプと赤色のランプが、

エンジンの冷却水の温度で点灯します

エンジンが冷えいる時、（エンジン掛け始め）は緑ランプが点灯し

温まると消灯し、適正温度ですとランプは点灯しません。

赤ランプが点灯しますと適正温度以上(ｵｰﾊﾞｰﾋｰﾄ）水温が上がってしまっている時です。

オーバーヒート時はエアコンの効きが悪くなります。

そのまま走行し続けると最悪の場合、走行不能、エンジン破損します。

さて、点検です。

冷却水の漏れもなければ、オーバーヒートの赤ランプも点灯しません、、、

んー、、、

症状が出ませんね、、、おかしいですね、、、

車の診断機を使用し、個々のデータを見てみます。

エンジン水温が105℃高すぎます。

通常100℃は越えません！

と、なると原因はサーモスタットという部品不良です。

サーモスタットを交換しましたら、冷却水温度は適正になりました。

エアコンの冷えも、、、、イマイチ悪いです。

どうやらエアコンの冷えの悪さの原因は別にあります。

点検したところ、走行中やエンジンの回転を上げると冷えます。

エアコンガス圧力等も点検した結果、

エキスパッションバルブという部品不良です。

交換し適正エアコンガスを入れましたら、キンキンに冷えます。

右の部品がエキスパッションバルブ、エアコンの部品です。

左がサーモスタットとオーバーヒートの原因の部品です。

オーバーヒートもエアコンの冷えも、色んな部品不良が原因で起こります。

適切な故障診断をしないと直りません。